「発芽玄米」「酵素玄米」「寝かせ玄米」「発芽酵素玄米」の違いを簡潔にいうと…
なにが体にいいのか、含まれる栄養素や作り方を詳しく説明していくよ!
発芽玄米とは
玄米に水を含ませて、わずかに発芽させたものです。
発芽のために米の内部に栄養を蓄えようとし、その際に出る酵素が米の糖分やタンパク質を分解するため活性化します。
そのため、GABA(白米の約10倍)・抗酸化作用のあるビタミンE・食物繊維・ミネラル等の栄養価が高くなります。
また発芽のために水分を含ませることで柔らかくなり、消化・吸収をしやすくなります。
GABAとは
ガンマ-アミノブチリル酸のことでアミノ酸の一種です。
人間の体内にもある抑制系の神経伝達物質です。
脳の血管や神経をリラックスさせて自律神経の乱れを整えてくれます。
免疫力低下の抑制や抗ストレス作用があり、血圧やコレステロール値を整える働きもあります。
精神不安や興奮状態を和らげてくれるので、ホルモンバランスの乱れが原因で起こるイライラの軽減など、更年期障害で不安定になっている気持ちを安定させる働きを持っているのも魅力です。
脳細胞の代謝機能を高め、損傷を抑制する働きもあるので、アルツハイマー型痴呆症の予防・改善の効果も期待されています。
酵素玄米(寝かせ玄米)とは
玄米に小豆と塩を入れて炊いた後、3日以上保温し発酵させたものです。
3日寝かせることで「酵素」の働きが活性化され、小豆のタンパク質がアミノ酸に変質して、もちもちとした食感になります。
発酵によって、ビタミンB2・B6・ビオチン・パントテン酸・ナイアシンなどの栄養価が高くなります。
小豆は
漢方薬としても利用されている薬効成分の高い食品です。
玄米の約3倍の食物性タンパク質に加え、ビタミンB1・B6・ミネラル(カリウム)・鉄分・マグネシウム・食物繊維・ポリフェノールなどを豊富に含みます。
また小豆の皮にサポニンが含まれているので、血圧の抑制効果が期待できます。
まずはお試ししたい方にはレトルトパックがあります
発芽酵素玄米ごはん
発芽酵素玄米とは
玄米に小豆と塩を入れて水に浸し、発芽させてから高圧で炊いたものを、数日間高温で保温し熟成させたものです。
発芽玄米+酵素玄米=プラスα→新たな価値を加えたパーフェクトフードに!
玄米と小豆に塩を加えて水に浸し、発芽させてから高圧で炊飯することで、小豆のアミノ酸と玄米のブドウ糖によるメイラード反応が起こり、褐色物質メラノイジンを生成させたごはんができます。
メラノイジンの強い抗菌作用により玄米は腐らずに熟成していきます。
メラノイジンとは
メラノイジンには抗癌作用・老化抑制・強い抗酸化作用などがあります。抗酸化作用はコレステロール値を抑える働きや、血糖値の上昇を防ぎ正常に保つ効果があります。また血圧を下げる作用のある物質も多く含まれています。成人病予防にも有効です。
さらに72~74℃で保温熟成させ、1日1回かきまぜることで、メラノイジンの生成と糖化が進み、3日目から食べごろになります。
しかしながら、玄米を発芽させて、さらに発酵させるには
日にちと手間がかかります。
日々の食事として続けていくには、かなり大変です。
参考までに作り方は…
「発芽玄米」「酵素玄米」作り方
発芽玄米の作り方
洗った玄米をボウルに入れて水か35度ぐらいのぬるま湯につける
夏なら1日~2日、冬なら2日~3日常温において浸水させる
※水がにごってにおいがしてきたら、水を替える
※夏は冷蔵庫に入れてもいいが時間はかかる
玄米が少し大きくなり、胚芽の部分が膨らんで先がとがると完成
酵素玄米の作り方
玄米・小豆を入れて軽く洗い、浮いてきたゴミやホコリを流す
分量の水と塩を入れ、泡立て器で3分間、ゆっくりとかき回す
そのまま6時間以上浸水させてから、炊く
3日ほど保温したら、食べごろです
※必ず1日1回かき混ぜてください
面倒くさい…。無理…。
長期間の保温はNGの場合も…
一般的な炊飯器で何日も保温し続けると、酵素玄米に含まれる塩分で内釜の加工がはがれてしまうことがあります。推奨していないメーカーが多いようなので、確認してみてください。
☟うちのも✖でした☟
そこで玄米の発芽~炊飯~保温までが自動でできる炊飯器を使えば簡単に作ることができます。
検討した結果、わが家ではCUCKO(クック)IH圧力炊飯ジャー【CRP-EH0305F】を購入しました♪
選んだ理由
- 自動クリーニングモードがある
- 高圧力(1.8~1.9気圧)で炊ける
- 最適な温度(69℃~80℃)で保温ができる
- 白系デザイン←ココだいじ
玄米を発酵させるために
玄米を発酵させるために適した温度は72℃~74℃です。
温度が低いと雑菌が繁殖してしまうので、温度管理は非常に重要なポイントです。
熱に弱い酵素を守りながら、雑菌の繁殖を防げるために適度な保温環境が必要となります。
CUCKOO(クック)IH圧力炊飯ジャー【CRP-EH0305F】のご紹介
製品仕様
モデル名 | 発芽マイスター MINI 【CRP-EH0305F】 |
本体サイズ | 幅:23.1×高さ:21.8×奥行き:32.1(cm) |
本体重量 | 約4.7kg |
炊飯容量 | 白米ー最大3合・玄米ー最大2.5合 |
加熱方式 | IH(電磁誘導加熱)方式 |
材質 | LDPE(低密度ポリエチレン) 内釜材質:ステンレス釜(内面ーブラックシャインコーティング・外面ーステンレスエアバブルコーティング) |
保温温度調節 | 69~80℃デジタル調整/1℃単位 |
付属品 | 取扱説明書、しゃもじ、計量カップ、掃除用ピン(本体底面に装着) |
使用電圧 | AC100V・50/60Hz |
定格消費電力 | 850W |
消費電力量 | 炊飯時1回当たり:119.1Wh 保温時1時間当たり:19.8Wh タイマー予約時1時間当たり:1.2Wh 待機時1時間当たり:0.5Wh |
炊飯コース | 白米・白米高火力・無洗米・雑穀・雑穀高火力・玄米・玄米高火力・発芽米・発芽米高火力・おかゆ・炊き込み・炊き込み高火力・万能調理 ※発芽時間は4Hと6Hを選択可能→夏と冬で使い分けができます |
お好み炊き分け段階 | 『柔らかさ』と『香ばしさ』を各4段階、計16通りで設定可能 ※一度設定された値は記憶されるため、毎回設定する必要はありません |
URL | HANU | |
買ってよかった点☆
・発芽酵素玄米ごはんが簡単に作れる
・蓋を開ける際、釜の中に水滴が入らないようになっている
・内釜に取っ手があり、炊きたての釜でも素手で取り出せる
思わしくない点★
・Wパッキンなど、洗い物が多い
・パッキンを付けるのが難しい(時間がかかる)
・操作ボタンの反応が悪い
(うちのはとくに取り消しボタンの効きが悪いです。1回で反応したことはなく、だいたい4~5回押します)
発芽酵素玄米ごはんを炊いてみた♪
発芽酵素玄米ごはんの作り方
玄米・小豆を入れて軽く洗い、浮いてきたゴミやホコリを流す
分量の水と塩を入れ、泡立て器で3分間、ゆっくりとかき回す
そのまま4~6時間浸水させ、発芽させてから(専用の炊飯器の場合は自動で発芽~炊飯になります)炊く
保温状態のままにして、1日1回かき混ぜる
※3日目からが食べごろです
☟洗米&かき混ぜるときにおすすめ☟
わが家でも使っています♪
手を使わずに洗米できて重宝しています
こちらの分量で炊きました。
・玄米ー2.5合(375g)
・小豆ー25g
・天然塩ー4g
・水ー約665㏄(炊飯器の内側に『発芽/玄米』のラインがあります)
発芽酵素玄米ごはんを炊く時の設定は…
メニュー→発芽米→セット
→メニューで発芽させるための時間(4H【夏】か6H【冬】)を選択
※【】内の季節はあくまで推奨です
→スタート/白米早炊き
これで自動で保温(初期設定は74℃)までしてくれるので、あとは1日1回かき混ぜるだけです。簡単!
普通の炊飯の工程とほぼ変わらないぐらい簡単に炊けました!
最大炊飯容量の2.5合で炊いてみました。
まずはお試ししたい方にはレトルトパックがあります
使ってみて思うこと
2人暮らしなのでミニサイズでも十分だと思っていましたが…
簡単に炊けて毎日食べているので、玄米が4合炊ける大きいサイズの方が良かったかなと思っています。
炊きたてから食べてしまうので、最大容量の2.5合だと3日目にはなくなります。
1人暮らしの方か、毎日は食べないという方へ向けたサイズだと思います。
☟玄米が4合炊ける炊飯器☟
⇩玄米ごはんをまずはお試ししたい方はこちら⇩
その他の発芽酵素玄米ごはんの炊ける炊飯器
発芽酵素玄米ごはんについて思うこと…まとめ
実は私、小豆が苦手なのです。
夫はとても美味しいと喜んで食べていますが、私はそのままでは食べられない。
味付け海苔やカレーなどのごはんにかける系メニューで、1・2日目のまだ味が濃くなってない日に食べています。
それでも、次は大きいサイズの炊飯器を!と思うくらい、これからも食べ続けていけそうです。
工夫次第では、白米と同様に食べ続けることができますね!
からだとこころのためにも、ぜひ食べてもらいたいです!
まずはお試ししたい方にはレトルトパックがあります
こんな感じです