こんにちは♪かぁるです
2022年7月17日乳がんステージ4の告知から丸9年が経ち
この度【乳がん10年生】に進級しました!!
そんな私が唯一受けていない治療が放射線治療です
今回は放射線治療について、まとめてみました
かぁるには放射線治療の体験がないので、体験談はかぁるのtwitterのフォロワーさんのツイートからご紹介しています
かぁるの詳しい闘病記録はこちら↓↓
放射線治療について
放射線とは
出典:[医師監修・作成]乳がんの放射線治療:効果・治療期間・費用・仕事への影響 | MEDLEY(メドレー)
電離作用(原子の電子軌道から電子をはじき飛ばす作用)を持つ電磁波と粒子の総称です。
《中略》
医療用途で最も一般的に使われている放射線は、リニアックを用いて電子を加速して発生させるX線と電子線です。
《中略》
放射線治療の分量にはGy(グレイ)という単位が用いられます。Gyは吸収線量の単位です。吸収線量とは、放射線を照射された物質が単位質量あたりで吸収するエネルギー量を指します。
がん細胞は特有のDNAをもっており、それががんを増殖させます
放射線治療はこのDNAに作用し、がん細胞を死滅させる治療方法です
放射線はがん細胞も正常細胞も通過しますが、がん細胞のほうが放射線による影響を受けやすいため、がん細胞を効率よく攻撃します
放射線治療は基本的に手術と組み合わせて行われます
乳房部分切除術(温存術)と放射線治療
乳房部分切除術(温存術)は、がんが存在する乳腺とがんによって腫脹したリンパ節のみ切除して、それ以外の部分を温存する方法です
乳房を温存することができる手術なのですが、乳腺を全て取るわけではないのでがんが取り残される可能性がないとは言えません
また一見がんがない様に見える乳腺にも、見えないほどの小さながんが散らばって存在している可能性があります
がんが存在している可能性のある残った乳腺に放射線を当てることで乳がんの再発を防ぐことができます
乳房切除術(全摘)と放射線治療
乳房を全摘する場合でも、放射線治療を追加することがあります
放射線治療を追加することで術後の再発のリスクは3分の1以下に減らすことができます
術後の放射線治療はどの様に行う?
乳がんに限らず、がんには「標準治療」という治療があります
これは大規模な臨床試験を行い、確かな効果が認められた治療です
標準治療というのは「普通の治療」という意味ではなく、「世界の標準となるべき確立した治療」というような意味合いになります
術後の放射線療法の場合
標準治療は週に5日間の照射を5週間行うものです
5日間連続で照射して2日間休む、を繰り返します
1回の照射量は2グレイという量で、トータルで50グレイという照射量になります
一回の照射時間はおおよそ1~3分程度です
放射線は目に見えず、痛みや熱さも感じずに終わります
グレイ (gray、記号:Gy) とは、放射線によって人体をはじめとした物体に与えられたエネルギーを表す単位を言う。吸収線量またはカーマの単位として主に用いられる。医療の現場における被治療者の被曝線量を表す臓器吸収線量の単位などに用いられる。
グレイ (単位) – Wikipedia
放射線治療の副作用
放射線治療の副作用は治療直後までに現れるものと、治療後数ヶ月~数年後に現れるものがあります
乳がんのみならず、医師が治療を選択するときは、その治療によって得られる利益とその治療を行わないことで患者さんが負うリスクを天秤にかけて検討しています
もし治療や副作用に関して不安があるときは医師に相談し、不安を解消してから治療に臨みましょう
副作用の体験談
かぁるは放射線治療の体験がないので、かぁるのtwitterのフォロワーさんのツイートからご紹介します!
新しい放射線治療
放射線治療は日々進化しており、現在の標準治療以外にも研究は進んでいます
25回の照射のために病院に通うのが難しいという人に向けて、1回の照射量を増やして照射回数を15回程度まで減らす短期照射という方法の研究が行われています
また照射方法についても乳房全体に当てるだけでなく、カテーテルやバルーンといったデバイスを乳房に埋め込んで、その埋め込んだデバイスの中に放射線を出す物質をいれて内部から照射を行う方法や、1方向からだけではなく4~5方向から照射をすることでより効率的な治療を可能にする三次元原体照射などがあります
これらはまだ標準療法として確立した治療というわけではなく、実際に行うかどうかは医師と十分に相談して決めていきましょう
まとめ
乳がんの放射線治療について、まとめてみました
実際に私は治療を体験していないのですが、どのような治療も大変な思いされながら行われていることをあらためて感じました
放射線というと被曝が怖いというイメージがあると思いますが、体へのダメージを抑えて乳がん再発の危険性を低下させる優れた治療です
放射線治療について不安のある方は医師に相談し、どの様な治療なのかしっかりと説明を受けて治療を選択しましょう
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