初診から一週間後、紹介された医療センターへ
何も考えず1人来てるけど、家族と一緒に来るべきだったのでは?
乳がんかも?と思っていても
1人で問題ないと思っていたし
結果を誰にも言うつもりはなく
家族と病院へ行こうとは思いもしませんでした
この時はまだがんの治療のことなど
具体的なことは何も想像すらしていませんでした
乳がんについて調べるという考えもありませんでした
大変さを知ろうともしていなかったのです
医療センターを受診
受付時に記入を促された用紙には
検査結果などの告知を誰と受けるかの項目にチェックを入れるようになっていました
- 本人のみ
- 家族のみ
- 本人と家族
「家族には知らせないでほしい」の欄もありました。
私はを書きました
「この用紙は病状に関係なく、当院で受診するすべての患者に書いてもらう」というような説明が書いてありました
がんだから書かされたというわけではないようでした
告知
2013.7.17
主治医から簡単な経緯を聞かれたあと、あっさりと告知をされました
乳がんです
乳がんのおはなしという冊子を渡され、病期(ステージ)の説明を受けました
がんの大きさや転移の有無などによって分類され、それによってステージが決まります
基準として用いられるのは、国際的な規約として使用されているTNM分類です
Tomor:腫瘍
5段階(T0~T4)
TX | Tis | T0 | T1 | |
腫瘍の大きさ | 評価が困難 | 非浸潤 ※1 | 認めない | 2cmまで |
T2 | T3 | T4 | ||
腫瘍の大きさ | 2~5cm | 5cmを超える | 直接進展※2 |
※1ー非浸潤とは、乳管内や小葉内にとどまっている状態
※2ーT4は腫瘍の大きさに関係なく、さらに4段階に分けられる
T4a:胸壁に浸潤
T4b
・乳房の皮膚の浮腫
・潰瘍
・同側乳房に限局した衛星皮膚結節
T4c:T4aとT4bの両方
T4d:炎症性乳がん
Lymph Node:リンパ節
4段階(N0~N3)
N0 | N1 | N2 | N3 | |
リンパ節転移 | 無 | わきの下 | わきの下 胸骨のそば | わきの下 胸骨・胸骨の上 |
Metastasis:転移
2段階(M0とM1)
M0 | M1 | |
他の臓器への転移 | 無 | 有 |
ステージ
0 | I | IIA | IIB |
Tis | T1 N0 | T2 N0 | T3 N0 |
または T0~T1 N1 | または T2 N1 | ||
IIIA | IIIB | IIIC | IV |
T3 N1 | T4 N0~N2 | T0~T4 N3 | T0~T4 M1 |
または T0~T3 N2 |
先日の総合病院での検査結果
この時点でわかっていたのは…
右乳癌 T4N2-3M1 StageIV
T(腫瘍の大きさ)もN(リンパ節転移)も関係なく
M1ー遠隔転移(他の臓器への転移)ありだとステージ4になります
ちなみにN2-3は→N2から3の間という意味です
ステージ4ですが
すぐに余命がどうとかまでではないので…
はぁ…そうですか
なんだか他人事のように感じて
半分も理解しているかあやしいぐらいにしか
説明を聞けてなかったように思います
ただ主治医いわく
この時の私の理解具合は、まずまずの印象であったと…
そして診察室に杖をつきながら入って来た時点で、骨転移だろうと思っていたそうです
この時はやっと足の痛みの原因がわかって、安心していました
同時にこれでやっと、周りに足の痛みの辛さをわかってもらえるとも思いました
説明のつかない痛みを訴えても
すぐに治るだろうとか
大げさに振る舞っていると思われがちなので
病名がつけば、本当に痛い辛い気持ちを理解してもらえると思っていました
実際は足の痛みがどうとかの問題ではなくなっているんですけどね…
がんですし、転移ですからね(^^;
骨転移は普通のCT検査では判断が難しいため
PET-CT検査を促され
最短日の予約をとるよう勧められました
サブタイプなどの結果をみて
詳しい治療内容を決めていきましょう
その時はご家族と一緒に聞いてもらうのが望ましいです
次は家族は連れてこないとまずいよね…
言わずにやり過ごすのは無理だな
この日の診察は終了
この後いくつかの検査をして
後日にPET-CT検査
その翌日に診察予約を入れることになりました
腫瘍マーカーなど告知後の検査
血液検査
- C反応性蛋白(タンパク)【CRP】
HBs抗原定性・半定量
梅毒トレポネーマ抗原定性 - B-末梢血液一般検査
- 血液化学検査
- PCT半定量
- 腫瘍マーカー
【CEA】
【CA15-3】 - 肝炎ウイルス関連検査
C反応性蛋白(シーはんのうせいたんぱく、英: C-reactive protein、CRPと略称される)は、環状の5量体タンパク質であり、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れる
出典:C反応性蛋白 – Wikipedia
腫瘍マーカー(しゅようマーカー、英: tumor marker)は、癌の進行とともに増加する生体内の物質のことで、主に血液中に遊離してくる物質を抗体を使用して検出する臨床検査のひとつである
出典:腫瘍マーカー – Wikipedia
乳がんの主な腫瘍マーカー
乳がんで用いられる主な腫瘍マーカーはCEA・CA15-3・NSS-ST・BCA225があります
治療効果の確認や転移の有無などの判断材料として使用していますが
あくまで補助的なもので、参考になる検査の1つとして用いられています
腫瘍とは無関係に高い値になることもあれば、がんがあっても値が上昇しないこともあります
基準値(~以下が正常とされる値は各病院や検査機関によって若干の変動があります)
- CEA:〜2.5―5.0以下
- CA15-3:〜25―31以下
私のこの日の結果は…
【CEA】73.7
【CA15-3】71.2
二つともH(高値)でした
その他検査
- 尿検査・尿沈渣
- 心電図
この日は検査の待ち時間に
「乳がんでした。ガーン」などと
つまらないダジャレを
家族にラインできるぐらいには
まだ大病を患っている自覚はありませんでした
オキシコドンの副作用
2013.7.20
鎮静剤オキシコドンを処方されてから9日目
副作用に耐えれなくなり、薬局に連絡しました
オキシコドン(英: oxycodone)とは、オピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるアルカロイドのテバインから合成される半合成麻薬。商品名オキシコンチンなどがある。
出典:オキシコドン – Wikipedia
7/17 処方内容
・オキシコンチン錠(オキシコドン)ー中等度から高度の疼痛を伴うがんの鎮痛
→8時間ごとに服用
・オキノーム散(オキシコドン)ー中等度から高度の疼痛を伴うがんの鎮痛
→疼痛時服用
・ノバミン錠ー抗がん剤や麻薬の副作用で生じる吐き気を抑える吐き気止め
→1日3回食後服用
薬を飲み始めてからすぐに効果がありました
痛みは抑えられてきましたが
同時に副作用もすぐに現れました
強烈な悪心からの食欲不振
冷たくあっさりしたものを一口二口しか食べられず
この時が人生で一番瘦せていたと思います
↑抗がん剤治療中よりも、この時の方が食べられなかったのです
オキシコドンの主な副作用
眠気・悪心・嘔気・傾眠がみられる ・嘔吐 ・食欲不振
ちなみに嘔気は数日~2週間程度で耐性ができることが多い
私が連絡をした薬局の薬剤師さんが
主治医に連絡をとってくれて
その後、主治医から電話がありました
入院して補液を提案されましたが
耐性ができるといわれる2週間まであと少しだったので、もう少し耐えることにしました
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告知時を振り返って…自分なりに思うこと
副作用に耐えられなくなって、薬局に電話をかけたあたりから
だんだんと大病を患っているという自覚が出てきたような気がします
足の痛みの原因が転移ということがわかり
痛みで段差を超えることが難しかったのが
すぐに治るような状態ではないと
この時は皆が思っていたので
バリアフリーの物件へ引っ越しをしました
ここから大きくいろんなことが変わっていきはじめました
↓ サブタイプなどの検査結果 ↓
PET-CT検査とサブタイプ分類についてー治療方針の決定へ続く➡
↓↓不調な症状は心と体からのサインです!あなたは大丈夫ですか?↓↓