私は20代の頃から【乳房膿瘍】がよくありました
【乳房膿瘍】とは、乳腺の周囲組織に溜まる膿のことです
注射器で膿を吸引したり、切開して排膿していました
その度に、エコーや細胞診、マンモグラフィ検査はしていました
乳がんの主な検査
・マンモグラフィ(乳房専用のX線撮影)ーレントゲン
・超音波(エコー検査)
・細胞診ー病変部の細胞を採取し調べる
・組織診(針生検)ー組織の一部を採取し調べる、生検の一種
・その他画像診断ーCT検査・MRI検査など
何度か続いていたので
34歳の時
胸がパンパンに張っていても
膿だと思いこんで放置していました
寝返りを打つと
痛みで目が覚めるほどになった時
『そろそろ膿を抜いてもらわないといけないな』と
近くの総合病院を受診しました
初診
2013.7.11
近くの総合病院にて
触診されたあと検査を促されました
主治医に受診の経緯などは聞かれたけれど
病状の説明などはなく…
膿を抜くことは今日はしないのかなぁ
何かいつもと違う感じだなぁ
などと漠然と感じていましたが
その時はまだ乳がんという病名さえ思い浮かんではいませんでした
それから超音波検査・CT検査・病理組織検査を行いました
検査の最中に院長も来られて
主治医と二人で何やら話していましたが…
痛みで話を聞き取る気力もなく
早く終わってくれることだけを考えていました
この時もまだ乳がんとは思っていませんでした
診断結果は右乳癌(炎症性乳癌疑い)
しかしこれはあとから紹介状の内容を聞いて知ったこと
この病院の主治医は最後まで
「乳がん」とは口にせず
なんとなく『再検査が必要なんだな』と思わせられて
診察が終了しました
そして市内で一番大きな医療センターへと紹介となりました
最短で予約ができる日を勧められたましたが…
その時もまだ危機感がなく
遊びの予定を優先してしまい
10日後の予約を取ってもらって
帰宅しました
再診
2013.7.12
前日に痛み止めのロキソニンを処方してもらったのですが
まったく効かなかったので
病院に連絡して翌日もう一度受診しました
そして処方されたのが
鎮静剤オキシコドンでした
始めて聞いた半合成麻薬という言葉…
オキシコドン(英: oxycodone)とは、オピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるアルカロイドのテバインから合成される半合成麻薬。商品名オキシコンチンなどがある。
出典:オキシコドン – Wikipedia
7/12 処方内容
・オキシコンチン錠(オキシコドン)ー中等度から高度の疼痛を伴うがんの鎮痛
→1時間以内に効きはじめ、約12時間持続する
→12時間ごとに服用
・オキノーム散(オキシコドン)ー中等度から高度の疼痛を伴うがんの鎮痛
→速放性で15分以内に効いてくる
→6時間ごとに服用
・フェントステープー中等度から高度の疼痛を伴うがんの鎮痛
・ノバミン錠ー抗がん剤や麻薬の副作用で生じる吐き気を抑える吐き気止め
半合成麻薬といわれる薬や
主にがんに関連する薬を処方され
そこで初めて乳がんの可能性を疑い始めたと思います
その時に再度、医療センターへの
最短日の受診予約を勧められ
一週間後の予約に変更してもらいました
自覚症状
受診日から遡って、2013年5月の出来事です
友達が乗っているバスを追いかけながら全力で走って
右足を捻ってしまい激痛が走りました
その時は厚底のサンダルを履いていたこともあり
『筋でも痛めたのかな』とのんきに構えていました
何日か様子をみていたのですが
どんどん痛みが増していくので
近所の整形外科を受診
レントゲン検査で
骨折などの異常はなく
痛み止めの湿布を出されただけでした
日に日に痛さが増し
ついには段差を超えることも難しくなりました
夫や友人に杖を購入することを相談しましたが
直によくなるのにと、一蹴されました
その後も症状は悪化の一途をたどり
ついには、手すりのない階段や坂道の歩行が困難になりました
車から降りれなくなったり、アパートの階段を這って上がったりしました
そして杖を購入
この時はまだ
杖が必要になる場面は
そんなにはないだろうと
カバンにいれて持ち運べる
折りたたみ式の杖にしました
しかし、家のなかでさえも杖を手放せなくなり
結局は一度も折りたたむことなく使い続けることに…
そして、右足と右胸の痛みに耐えかねて病院へ
重い腰を上げたのでした
ちなみに右胸の方は
パンパンに張っていただけではなく
乳頭が浸潤のため陥凹
皮膚には浮腫もありました
検査結果…自分なりに思うこと
簡単に検査結果を述べると…
なぜ病院へ行こうと思わなかったのか
不思議なくらい
なかなかの大きさの腫瘍に
(右乳房全領域、およそ8㎝にまでなっていました)
右臼蓋(骨盤付近)から坐骨にかけて高度の転移←これが右足の痛みの原因
胸骨に両腋窩のリンパ節、肝臓
主治医がパっと数えただけでも
18ヶ所ぐらい転移があったみたいです
ひぇー
そりゃあ、痛いわけよ
初診からステージ4なんて…
と言われたこともあるけれど
まぁ、自業自得というか…
放置が過ぎる!と自覚があったので
つらい治療を経験した今でも
発覚が遅れたことを
後悔はしていません
反省はしています
『何か異常を感じたらすぐに受診!』
肝に銘じています
↓ 病期(ステージ)など検査結果 ↓
告知ー乳がんと診断されるまでの経緯ー其の②へ続く➡