CVポート留置術【体験談】乳がんステ4｜手術の詳細と仕組みとメリット

CVポートってなに？

CVポートとのCVとは、Central venousー中心静脈

中心静脈カテーテルの１種で
正式名称を皮下埋め込み型ポートといいます

CVポートは100円玉程度の大きさで体の中に埋め込むので、外からはほとんど目立たず留置することができます

CVポートの仕組み

点滴は抹消静脈注射と中心静脈注射にわかれます

抹消静脈注射は腕や足の細い血管から点滴するもの、一般的におこなう点滴です

体表にある血管なので簡単にアクセスできるのですが、細い血管なので薬の影響を受けやすく薬の影響で痛みや炎症などの不具合が生じたり、何度も針を刺すうちに血管が傷ついて針が入りにくくなったりすることがあります

中心静脈注射は鎖骨や首、大腿部にある太い血管に薬を入れる方法です

体の表面から少し遠いところにあるので、カテーテルと呼ばれる長いチューブを挿入します

抹消点滴より手間がかかりますが、太い血管なので炎症や痛みが出にくく、血管のトラブルも起こりにくくなります

【引用画像】

出典：FOLFOXIRI療法（化学療法のポイント）／大腸がん | 看護roo![カンゴルー] (kango-roo.com)

CVポートを使うメリット

・何度も針を刺される苦痛を軽減
・血管が見えにくい人でもスムーズに治療することができるようになる
・血管がダメージを受けにくい

CVポートのデメリット

・異物留置と手術による精神的負担がある
・メンテナンスの必要性→使用しない期間も月に1回はフラッシュが必要
・合併症のリスク

合併症について

手術時
・出血
・肺損傷ー肺に針があたって起こる合併症（気胸・血胸）
・局所麻酔薬などによる薬剤アレルギー
…など

埋め込み後
・損傷
・感染
・ポート周囲が皮膚トラブルを起こす
・カテーテルやポートの中が詰まる
・薬剤の血管外漏出
・血栓症
…など

このような合併症が発生した場合は、ポートを取り出すこともあります

CVポートの手術内容

【体験談】CVポートの手術

まとめ…自分なりに思うこと

CVポートは点滴の針を刺す苦痛に苦しむ人にとっては、救世主となるデバイスです

埋め込みには小手術が必要ですが
30分という短時間で留置でき
安全に埋め込み可能なので
点滴の苦痛が強い方は医師と相談してみることをおすすめします

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